フリーランスのファクタリング|報酬の入金待ちで検討する条件と注意点

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フリーランスは仕事の報酬が入る前に、家賃や通信費、ソフトの利用料、機材や材料の費用、交通費、外注費、税金などを支払うことがあります。
すでに仕事を終え、請求額と支払日が決まった報酬があればファクタリングで入金日より前に資金を用意できる場合があります。
ただし納品・検収の状況や請求の条件、報酬を払う相手によっては対象にならないこともあります。
まず契約書で請求できる条件を確かめ、必要な金額とファクタリング利用時の手数料を引いた受取額を比べてから利用の判断しましょう。
フリーランス
ファクタリングは、取引先からあとで受け取る報酬(売掛金)をファクタリング会社に売り、手数料を引いた代金を先に受け取る方法です。
フリーランスの仕事は、デザイン、ライティング、翻訳、写真・映像の制作、システム開発、コンサルティング、講師、イベントの出演などさまざまです。
仕事の種類や契約の形によって報酬を請求できる時期は変わります。納品したあとに相手の確認を待つ仕事もあれば、仲介会社やマッチングサイトを通していて、仕事を頼んだ会社と報酬を払う相手が違うこともあります。
ファクタリングを申し込む前に、誰が報酬を払うのか、請求額が確定しているかを確認しましょう。
フリーランスの資金が足りなくなるのは、報酬の入金より支払いが先だからです
フリーランスには、仕事の量にかかわらず毎月出ていく事業費があります。
仕事に使うソフトやサービスの利用料、通信費、作業場所の家賃、機材のリース料などです。
仕事によっては、材料費や撮影機材のレンタル代、出張の交通費、外注費を先に払うこともあります。仕事の切れ目に次の報酬がまだ決まっていないと、仕事を続けていても口座の残高が少なくなることがあります。
報酬が翌月以降に入る仕事では、請求書を出したあとも支払いが先に来る場合があります。資金繰り表(入金と支払いを日付ごとに並べた表)を作ると、お金が足りなくなる時期をつかみやすくなります。
仕事を終えてから入金されるまで期間が空く
たとえば1月分の仕事を月末に締め、2月に請求書を出し、3月末に報酬を受け取る契約があります。
これは説明のための例で、実際の締日や支払日は契約ごとに違います。仕事が続いていても、仕事をした時期と入金の間に数週間以上のずれがあれば、その間の事業費は別のお金で払う必要があります。
仕事のために、有料のソフトや素材、機材を先に用意することもあります。仕事の一部をほかの人に外注する場合は、取引先から報酬を受け取る前に、外注先へ払う場面も考えられます。
資金繰り表に仕事ごとの入金日と支払日を書き込むと、どの日にいくら足りなくなるかを見つけやすくなります。税金や国民健康保険料の納付が重なると、入金予定だけでは残高を保てない月が出てきます。
まずは月ごとの入金日と支払日を並べ、どこで資金が足りなくなるのかを確認してみてください。
納品しても、相手の確認が終わるまで請求できない契約がある
デザインや記事、映像、システムなどの成果物を納める仕事では、納品したあとに発注者が内容を確かめ、その確認(検収)が終わってから請求書を出す契約があります。
検収とは、納めた成果物が契約の内容を満たしているかを、発注者が確認することです。
作業が終わっていても、契約上は検収の完了が請求の条件になっている場合があります。検収の前は、請求額や支払日が確定していないことがあり、その報酬を買い取るかどうかはファクタリング会社の条件によって違います。修正のやり取りが長引き、支払いの時期でもめている場合は、資金化だけで解決しようとせず契約上の納期や支払条件も確認してください。
まず契約の相手と請求書の宛先を確認します
フリーランスの仕事では、仕事を紹介した会社、実際に仕事を頼んだ会社、成果物を最終的に使う会社が別々のことがあります。ファクタリング会社に相談するときに大事なのは、契約書や請求書で、誰が報酬を払う相手になっているかです。最終的に成果物を使う会社の知名度だけで判断せず、契約書と請求書の名義を照らし合わせます。
発注元の会社名だけでは、報酬を払う相手を特定できない仕事があるからです。
請求書と契約書を並べ、契約の当事者、宛名、支払条件を確かめましょう。
直接の契約か、仲介を通しているかで、払う相手が変わります
次の表は、契約の関係を整理するための一般的な例です。実際に報酬を払う相手(売掛先)は、それぞれの契約書、発注書、請求書で確認してください。
| 仕事の受け方 | 契約・請求の相手として確認する先 | 相談前にそろえる資料 |
|---|---|---|
| 発注元と直接契約 | 契約書・請求書に書かれた発注元 | 業務委託契約書、発注書、請求書、仕事を終えた記録 |
| 仲介会社・エージェント経由 | 仲介会社が契約と支払いを担うのか、発注元と直接契約なのか | 仲介会社との契約、請求書の宛名、支払条件 |
| マッチングサイト・クラウドソーシング経由 | 報酬を払うのが発注者か、サイトの運営会社か | サイトの利用規約、取引画面の記録、報酬の支払条件 |
| ほかの会社の下請け(再委託) | 自分に直接仕事を頼み、報酬を払う相手 | 自分の発注元との契約・発注書・入金履歴 |
| 個人のお客様から直接受ける仕事 | 報酬を払う個人 | 契約内容や請求の記録(ファクタリングの対象外になりやすい点に注意) |
ファクタリングで大事なのは、「誰のための仕事をしたか」ではなく、「誰からお金をもらうか」です。
たとえばデザイナーのAさんが、仲介会社B社の紹介で、大手企業C社のチラシを作ったとします。C社のための仕事ですがAさんが契約したのはB社です。請求書もB社あてに出し、報酬もB社から振り込まれます。この場合、ファクタリング会社が審査で見るのは、大手のC社ではなくお金を払うB社です。
そのため申し込むときは、「大手の仕事をしました」と伝えるだけでは情報が足りません。契約書や請求書を見せて、「契約した相手」と「お金を払う相手」がどの会社なのかを示しましょう。
このように、どの会社が審査されるのかを申し込みの際に聞いておくと安心です。
マッチングサイトやクラウドソーシングの仕事では、報酬がいったんサイトの運営会社を通ってから振り込まれることがあります。このとき「お金を払う相手」が仕事を頼んだ人なのか、サイトの運営会社なのかは、サイトの決まり(利用規約)によって違います。
お金を払う相手がはっきりしないと、ファクタリング会社も買い取れるかどうかを判断できません。こうした仕事の報酬を使いたいときは、サイトの利用規約とファクタリング会社の条件の両方を確かめてから申し込んでください。
個人のお客様からの報酬は、対象になりにくいことがあります
家庭教師や個人向けの撮影、個人のお客様から直接受けるデザインなど、報酬を払う相手が個人の仕事もあります。
ファクタリング会社は報酬を払う相手の信用で審査をするため、相手が個人だと判断が難しくなります。そのためファクタリング会社によっては利用できないこともあります。
参照 日本中小企業金融サポート機構「売掛先が個人でも大丈夫?個人事業主は利用できる?」
個人のお客様の仕事が多い場合は、着手金や前払いを契約で取り決めるなどファクタリング以外の方法で資金繰りを考えてみたほうがよいかもしれません。
時間や期間で報酬が決まる仕事は、月ごとの実績と精算の条件を見ます
常駐での作業やコンサルティング、講師、事務の代行など、一定の期間の仕事に対して月ごとに報酬を計算する契約があります(準委任契約と呼ばれる形が多くあります)。
その場合には契約書に、月額や時間単価、精算の幅、締日、請求日、支払日が書かれているかを探してください。
月ごとの作業報告書や稼働の記録、発注元の承認メールなどがあれば、仕事をした期間や請求額の根拠を説明しやすくなります。ファクタリングの利用を検討する際には、必要書類、たとえば契約書と請求書、そしてそのほかにどんな資料が必要かを先に確認するとよいでしょう。
成果物を納める仕事は、納品と検収の記録をそろえます
デザイン、記事、映像、写真、翻訳、システム開発など、成果物の完成や納品を報酬の条件にしている契約があります(請負契約と呼ばれる形です)。
発注書に「納品後に検収」「検収完了後に請求」などの記載がないか読んでください。検収のあとに請求書を出した場合は、納品の記録や検収完了の連絡も保管しておきます。
いくつかの段階に分けて請求できる契約なら、どの段階の報酬が確定しているかを確認します。すべての段階が終わる前に、残りの報酬まで売掛金として請求できるとは限りません。まだ契約上の条件を満たしていない報酬を、請求済みの売掛金とはしない方がよいでしょう。売り上げが確定しているわけではないためです。
請求済みでも、契約の状態によって相談のしやすさは違います
請求書を出していても、金額や支払いの時期でもめていると、追加の資料を求められる場合があります。
契約書、発注書、仕事を終えた記録や検収の記録、過去の入金履歴をそろえ、請求額が確定している根拠を示しましょう。状態ごとの確認事項を表にまとめます。
| 仕事の状態 | 相談前に確かめること | 次にすること |
|---|---|---|
| 仕事完了、請求書発行済み、支払期日も記載済み | 契約書と請求書の金額・払う相手が一致するか | 入金履歴や仕事完了の資料とあわせて、対象になるかを申込先に聞く |
| 納品済み、検収待ち | 検収が請求の条件か、検収の予定日が決まっているか | 検収前の報酬を扱うか、追加の条件があるかを申込先に確認する |
| 作業中、請求額が未確定 | 契約上の請求の条件を満たしているか | 契約書の条件を確認し、請求前の報酬を扱う別のサービスがあるかを聞く |
| 支払期日を過ぎても未入金 | 遅れの理由、取引先との連絡、報酬の状態 | 期日前の資金化として扱えるか確認し、必要なら相談窓口に相談する |
フリーランス法の支払期日のルールは、対象になる取引か確かめる
公正取引委員会によると、フリーランス法の対象となる取引では、発注事業者は成果物などを受け取った日から60日以内のできる限り短い期間で支払期日を決め、その日までに報酬を払わなければなりません。
再委託であることなどを示した場合は、元の委託の支払期日から30日以内で支払期日を決めることができます。
このルールはすべてのフリーランスの仕事に一律で当てはまるわけではありません。
対象になるのは、従業員を使っていないフリーランスが事業者から仕事を頼まれる取引です。個人のお客様との取引は対象外とされています。
まず自分の取引が対象になるか、受け取った日をどう数えるかを確かめましょう。契約書の期日を過ぎても入金がない場合は資金化の申込みとあわせて、公正取引委員会の窓口や「フリーランス・トラブル110番」に相談する方法もあります。
資金の用意の仕方は、足りない金額と入金日で選びます
どの方法が合うかは、足りない金額、支払いの期限、請求済みの売掛金があるかで変わります。
支払いまで時間があるなら、取引先に中間払いを相談したり金融機関に融資を相談したりする方法もあります。
請求済みの報酬があり入金前の不足を埋めたいときはファクタリングも選択肢になります。
どの方法を利用するにしても、必ず条件は確認してください。そして必要以上の資金調達額を手に入れたり返済を負わないようにしたいです。
| 方法 | 候補になる状況 | 主な確認点 |
|---|---|---|
| 発注元への相談 | 支払日や中間払い、着手金を相談できる | 契約内容、相談できる時期、取引への影響 |
| 銀行・公的な融資 | 続けて必要な運転資金や、機材などの設備資金が必要 | 審査期間、金利、返済額、必要書類 |
| ファクタリング | 請求済みの売掛金があり、期日前の不足を埋めたい | 手数料を引いた受取額、契約条件、入金予定日 |
| 支出・契約条件の見直し | 毎月同じように足りなくなる | 使っていない固定費、単価、請求・支払条件 |
売れる売掛金が見当たらない場合は、請求書を買い取る形のファクタリングの利用は難しいでしょう。請求書があっても、必要な金額が少ない、入金まで待てる、毎月同じように足りなくなる場合は、ほかの方法を先に考えてみるのもよいでしょう。
手数料を引いた受取額で、支払いに足りるか計算します
ファクタリング会社から受け取る金額は、請求書の額面から手数料や契約で決めた費用を引いた金額です。
見積もりの手数料率だけを見るのではなく、実際に振り込まれる金額と日付を確認します。
次の表は手数料を仮定した計算の例で、実際の料金や審査の結果を示すものではありません。
| 売掛金の額 | 仮定した手数料率 | 手数料 | 費用を引く前の受取額 |
|---|---|---|---|
| 50万円 | 5% | 2万5,000円 | 47万5,000円 |
| 50万円 | 10% | 5万円 | 45万円 |
たとえば今月の支払いに必要な額が20万円なら、50万円の請求書を全部売るのではなく必要な分だけを売るという相談をしてみてもよいでしょう。
必要な分だけ買い取るか、請求書の全額が対象になるかは、ファクタリング会社の方針や契約によって違います。
ファクタリングは利用するたびに手数料が発生します。入金を早めて仕事を回せても、費用を引いたあとの利益が小さくなることがあります。そもそも使い続けなければ支払いができない状態なら、単価や請求の条件、固定費、融資の相談も含めて収支を見直してください。
相談の前に、請求書・契約書・仕事の記録をそろえます
ファクタリング会社としては、売掛金が本当にあるか、契約の相手は誰か、いつ入金されるかを資料で確認します。
必要書類は会社によって違いますが、ファクタリング会社に相談したときに取引先との取引内容、書類の説明などができるとよい印象を残しやすくなります。
個人事業主は、仕事用と生活用の口座が同じ場合もあるため、該当する入金の履歴を分かるようにしておきましょう。
書類をむやみに集めるのではなく、報酬を払う相手、仕事の内容、請求額、支払日を説明できる資料を用意します。最初の相談では必要書類を聞いておくようにしましょう。
| 資料 | 見る箇所 | 確認すること |
|---|---|---|
| 請求書 | 宛名、金額、支払期日、仕事の内容 | 契約書と一致し、請求書が発行済みか |
| 業務委託契約書 | 契約の当事者、報酬の条件、締日、支払日、検収の条件 | 誰が報酬を払い、いつ請求できる契約か |
| 発注書・注文書 | 発注者、仕事の範囲、金額、納期 | 請求した仕事の発注が確認できるか |
| 作業報告書・稼働の記録 | 仕事をした期間、時間、承認者 | 時間や期間で報酬が決まる仕事の実績を示せるか |
| 納品の記録・検収の連絡 | 納品日、検収日、修正の依頼 | 成果物を納める仕事の請求条件を満たしたか |
| 口座の明細 | 過去の振込元、入金日、金額 | 契約上の払う相手から入金の実績があるか |
ファクタリング会社
申込先に最初に伝える項目
相談するときは、次の項目をまとめて伝えると、対象になるかを聞きやすくなります。
- 個人事業主としての仕事の内容
- 直接の契約か、仲介会社やマッチングサイトを通した仕事か
- 契約上の発注者と、請求書の宛名
- 仕事を終えた日、納品日、検収日
- 請求金額と支払期日
- 必要な資金の額と、支払いの期限
- 過去に同じ相手から報酬を受け取ったことがあるか
申し込む前に、同じ請求書でほかのファクタリング会社と契約していないかを確認してください。過去の同じ債権をファクタリング会社に売却していた場合、そしてその状況を隠したまま別の申込先に進むと、取引上の問題につながるおそれがあります。別のファクタリング会社に相談中なら、契約や譲渡の状態を申込先に正確に伝えます。
契約の前に、費用・通知・相手が払わなかったときの負担を確かめます
契約書に、報酬を譲ることの制限があれば申込先に伝えます
業務委託契約書に「債権譲渡禁止」や「譲渡には発注元の承諾が必要」といった条項がないか探してください。こうした文言があるのなら、ファクタリング会社に相談し、使えるかどうか、発注元への確認が必要かを聞きます。条項の法的な扱いは状況によって違うため、自分だけで判断しにくい場合は専門家への相談も考えてください。
見積もりでは、手数料を引いた受取額、振込の予定日、報酬を払う相手への通知、追加の費用を確認します。
二社間の場合は、払う相手から入金されたあとの送金先と期限も見ます。契約書に報酬を買い戻す条件や、自分で代わりに払う条件がないかを探しましょう。分かりにくい条項は説明を求めます。説明と契約書の内容が違う場合は、納得するまで契約せず、必要に応じて専門家に相談する方法もあります。
金融庁はファクタリングという名前でも、報酬を払う相手が払わなかったときに利用者が買い戻す、または自分のお金で業者に払うなど、実質的に貸付にあたるおそれのある契約に注意を呼びかけています。契約の名前だけで安全かどうかを判断せず、相手が払わなかったときに誰が負担するか、買い戻しの義務や追加の費用がないかを確かめてください。
二社間と三社間は、通知と入金後の手順が違います
二社間ファクタリングでは、利用者とファクタリング会社の2者で契約し、報酬を払う相手は契約に加わらない形があります。ただし通知があるかどうかや、債権譲渡登記の扱いは契約によって違います。なお債権譲渡登記を使えるのは譲る側が法人の場合に限られ個人は利用できません。
三社間では報酬を払う相手も契約や譲渡に関わるため、取引先に説明が必要になることがあります。
「二社間なら取引先に知られることはない」とは言い切れません。契約書に、通知、承諾、登記についての記載がないかを読み、払う相手から自分に入金されたあとの送金先と期限も確かめてください。
申込みから入金後までにすること
資金不足を埋めるには、申込先に急いで書類を送るより先に、必要な金額と支払いの期限を整理します。請求書の額面だけでなく、手数料を引いた受取額が支払いに足りるかを確かめてください。条件が合わないときは、取引先への支払いの相談や融資の相談も並行して進めると、選べる方法が残ります。
- 資金繰り表に、今の口座残高、入金日、支払日を書き込む
- 残高がいちばん少なくなる日と、足りない金額を計算する
- 契約書・発注書で、発注者、請求の条件、検収の条件、支払日を確認する
- 請求書、仕事の記録、納品・検収の記録、口座の明細をそろえる
- 複数の申込先から見積もりを取り、手数料を引いた受取額と契約条件を比べる
- 内容を理解でき、支払期日に必要な資金が足りる場合に、契約するかを判断する
- 契約したあとは、払う相手からの入金を確認し、契約で決めた方法に従って手続きをする
フリーランスのファクタリングに関するよくある質問
フリーランスからは、個人事業主でも使えるか、仲介会社を通した仕事の請求先をどう確かめるか、納品したばかりの報酬を資金にできるかなどの疑問が出ます。
契約や請求書の状態で答えが変わるため、判断の基準を質問ごとにまとめます。
フリーランスや個人事業主でも使えますか
個人事業主に対応しているファクタリング会社はあります。ただしすべての会社が、あらゆる仕事の請求書を買い取るわけではありません。
発注元、請求額、支払日、仕事を終えたことを示す資料を伝え、個人事業主の申込みを受け付けているかを確認してください。
職種によって使えないことはありますか
職種によってファクタリングの利用の有無が決まるわけではありません。
大事なのは、報酬を払う相手が誰か(会社か個人か)、請求額と支払日が確定しているかです。同じ職種でも、会社から受けた仕事なら相談できて、個人のお客様から受けた仕事は対象外になることがあります。
仲介会社やマッチングサイトを通した仕事では、誰が売掛先になりますか
契約の当事者と請求書の宛名を確認します。仲介会社が報酬を払う契約なら、成果物を使う会社ではなく、仲介会社が請求先になることがあります。
マッチングサイトの場合は、サイトの規約で報酬の支払いの仕組みを確認してください。契約書、請求書、口座の明細で払う相手を特定してから、申込先に伝えましょう。
検収の前や、仕事の途中でもファクタリングできますか
検収が請求の条件になっている契約では、検収の前は請求額や支払日が確定していない場合があります。発注書などを使って資金にするサービスを扱う会社もありますが、通常の請求書の買取とは条件が違うため、対象、費用、契約内容を個別に確認してください。使えると決めつけず、契約上の請求の条件を先に見てください。
取引先に知られずに契約できますか
取引先への通知や承諾が必要かどうかは、二社間・三社間などの契約の形や、契約の条項によって違います。二社間でも通知が一切ないとは限らないため、申込先から説明を受け、契約書の該当する箇所を確かめてください。
請求書に書いた金額を全額受け取れますか
手数料などが引かれます。たとえば50万円の請求書に仮の手数料5%を当てはめると、手数料は2万5,000円で、費用を引く前の残りは47万5,000円です。実際の受取額は見積もりで確認してください。
毎月ファクタリングを使ってもよいですか
契約の条件に合えば、同じ会社に続けて相談できる場合があります。ただし使うたびに費用が引かれます。毎月使わないと支払いが回らない状態なら、単価、支払条件、固定費、融資を含めて、事業の収支を見直したほうがよいかもしれません。
請求の条件と手取り額を確かめてから判断します
請求済みの報酬があり、入金前の一時的な不足額がはっきりしている場合、ファクタリングは資金を用意する選択肢になります。
職種や働き方にかかわらず、先に契約書で発注者と請求の条件を確認し、支払日までの不足額、手数料を引いた受取額、相手が払わなかったときの負担を比べます。毎月の資金不足が続く場合は、ファクタリングだけに頼らず、取引条件や収支の見直しも進めてください。
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