1億円規模の売掛債権を扱うのは一般的ではない
1億円に対応しているファクタリング会社はそれほど多くはありません。
それは一般的に、ファクタリングを利用する事業者が持ち込む売掛債権の金額は100万円~200万円ほどが一番多いとされているためです。
それでも多くのファクタリング会社が、上限金額を5000万円~1億円に設定していますが、実際にその金額の売掛債権を持ち込む事業者は数少ないです。
債権金額が大きいことのメリット
債権金額が大きいということはファクタリング会社にとっては大きな利益を上げるチャンスです。そのため優良な債権であれば購入したいと考えるものです。
これは事業者側からしてみてもチャンスとなります。交渉次第で手数料を低く抑えられる可能性が高まるためです。もし手数料を下げてこないのであれば、複数社に声をかけてみるとよいでしょう。何社かは交渉に応じてくる可能性があります。
金額が大きすぎると対応してくれない可能性も
売掛金の金額があまりにも大きすぎると、対応してくれるファクタリング会社は少なくなります。なぜなら出したお金が戻ってこなかったとしたら、ファクタリング会社が一気に経営難に陥る可能性があるためです。
今までに複数回付き合いがある場合であれば、話は別です。
しかし初めての付き合いで、1億円規模の売掛債権を購入してくれるファクタリング会社は数少ないでしょう。
もし事業者や、その売掛先の社会的な知名度が高く、確かで信頼できる会社であると判断した場合には、初めての取引でも契約を結んでくれる可能性もあるかもしれません。
リスクを減らすために3社間を提案される可能性も
債権金額が大きいということは、ファクタリング会社にとっても大きな利益を得られるチャンスということです。
しかしファクタリング会社にとってみると大きなリスクであることは間違いありません。
そのため審査は慎重に行われます。そして2社間ファクタリングを希望していたとしても、リスクを減らすために3社間ファクタリングでの契約を提案されるかもしれません。3社間での契約はファクタリング会社にとって利益が減ってしまいます。
しかし2社間よりも圧倒的にリスクが少なくなります。