誤ったイメージが先行している
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闇金や給料ファクタリングに強く、即日対応する士業を求める人がいます。

Yahoo!知恵袋で以下のような質問がありました。

闇金、給料ファクタリングに強い即日対応してもらえてできれば評判良い弁護士、司法書士の事務所ご存知の方いらっしゃったら教えて頂けないでしょうか。
宜しくお願い致します。福岡在住なんで、福岡か全国対応希望です。

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10246021950?__ysp=44OV44Kh44Kv44K%2F44Oq44Oz44Kw

この質問の意図はこの文章だけでは不明でしょう。

闇金や給料ファクタリングを利用したいと思っているのか?もしくはすでに利用しているのか?そしてそれに対して士業を探しているということは、問題がすでに発生しており、その問題を解決してもらいたいと考えているのか?

ハッキリとは分からないため、あらゆる可能性でお話ししていきたいと思います。

事業者ではなく個人であると考えられる

闇金や給料ファクタリングのことを言及しているということは、恐らく事業者ではなく一般の個人の人であると想像がつきます。

個人であり、このどちらかを利用する、もしくは利用したということであれば、他の方法では資金調達できない状態であるということが考えられます。

結論から言いますと、確かにどちらかの方法で資金調達をすることは可能かもしれません。しかしそれは一時の話となってしまうことでしょう。

他の資金調達方法を利用できないということは、たとえば信用情報に傷が付いていることが想像できます。ではなぜ信用情報に傷がついてしまっているのかという点ですが、他の借金をしている、もしくはしていた過去があり、さらに期日までに返済をすることができなかったということが想像されます。

つまり社会的に見て、お金に対してルーズであるとみなされているからこそ、信用情報に傷がついてしまっているのです。

そしてこの状態で闇金や給料ファクタリングを利用して資金調達を仮にしたとしても、自分自身を追い詰めてしまうだけかと思います。なのでまずはこれらの利用の検討自体は避けたほうがよいでしょう。

何とかなると思っている可能性がある

闇金も給料ファクタリングも、利用した場合でも士業の人に加入してもらえば何とかなると思っている人がいるようです。

「何とかなる」というのをどの程度のものと考えているのかにもよると思います。

ボランティア活動をしているわけではない

私自身が闇金を利用したことがあるわけではないため、ここからは想像が入ってきます。

一般的な世間の見解では、法定金利以上での利息を要求して来る闇金に対しては、借りたお金を返済しなくてもよいという話をよく聞きます。

しかし、闇金も給料ファクタリングも、お金を出す方はボランティアをしているわけではありません。お金からお金を生み出す商売を行っています。

そのため、たとえば闇金を利用し100万円を借りたとしましょう。その後、闇金業者から返済の連絡が来たとしても、そのすべてを無視したとしましょう。諦めると思いますか?闇金業者からしてみると100万円の損失となるわけです。まず諦めないでしょう。

そこでどのような行動に出るのか。

あくまでも想像の話となりますが、まずは職場に連絡することでしょう。連絡するだけではなく行く可能性も十分あります。職場としては1人の社員の行動で迷惑を被るわけです。その社員を守る行動に出るでしょうか?難しいことでしょう。

さらに親、兄弟、知人にも連絡をすることでしょう。もちろんどのような内容で連絡しているのかも言うことでしょう。今までのような付き合いをすることができるでしょうか?やはり難しいでしょう。

そのため、もし闇金からお金を借り、それを返済しないということであれば、遠くに引っ越しをし、今まで知り合った人たちと一切の縁を切るくらいのことをしなければならないと思います。さらに住民票を異動することもできなくなるでしょう。移動した証拠が残ってしまうためです。

住民票を異動しないということは、多くのデメリットがあります。免許の更新ができなかったり、確定申告ができなかったり、公の通知が届かなかったり、まだまだあります。

100万円を返済しないという理由で、このような状態になってしまうのはあまりにも損だと思うのです。

はじめから返済しないつもりなら詐欺に当たるかも

闇金でも給料ファクタリングでも、はじめからお金を返済する気がない、戻す気がない状態で利用した場合、詐欺に該当する可能性があります。

人を欺く行為を行っているためです。

闇金や給料ファクタリングに困ったら士業に介入してもらうのはアリだが・・・

闇金や給料ファクタリングを利用し、結果、お金に困ってしまった場合には士業に頼るといった選択肢は確かにあると思います。

たとえば弁護士に介入してもらったとしましょう。弁護士に介入してもらうことで、たとえば闇金であれば取り立て行為はなくなるかと思います。問題はここからです。

まず弁護士に仕事を依頼したわけですから、弁護士費用を支払う必要があります。相場としては5万円前後が必要となるとされています。着手金が必要なケースがあるため、はじめに用意する必要があることでしょう。結局少なからずお金は必要となるのです。

次にそもそもですが、お金を借りなければならない状況が改善されるわけではありません。そのため結局、闇金や給料ファクタリングを利用するという選択肢を選んでしまう可能性があります。つまり堂々巡りの状態に陥ってしまうのです。

またあくまでも想像ですが、弁護士が入ったとしても、職場や親、兄弟、知人への連絡は止まるものなのかな?と思いました。止まったとしても、闇金を利用してまで借金をしているということを知られてしまうこと自体、不都合が生じてしまう気がします。

闇金も給料ファクタリングも利用しないほうがよい

闇金も給料ファクタリングも利用しないほうがよいです。

当サイトはファクタリングの情報を掲載しているサイトですが、一貫して、給料ファクタリングの利用はやめたほうがよいとお話をしています。

どう考えてもプラスとなる将来が見えないためです。

参照 給与ファクタリングを取り扱う会社は少ない 個人向け給料ファクタリングがおススメできない理由

 

給料ファクタリングとは、給料をもらえる権利を売却し資金調達をするという仕組みです。そもそもファクタリング自体が事業者専用のサービスであるため、一般個人が利用することができません。なので給料ファクタリングといっていますが、この仕組み自体がNGだと思うのです。

それでも給料ファクタリングのようなサービスを提供する会社は存在します。

お金に困っているから利用したくなる気持ちは分かるのですが、大きな手数料を取られてしまいます。本来20万円の給料をもらえるとして、その債権を売却したら手元に15万円前後しか残らないことでしょう。給料が5万円減るのと同じです。それを繰り返していたら、行き詰ってしまう可能性が十分考えられます。

このようなこともあり、これらにはそもそも手を出さないほうがよいと思うのです。それでも生活に困るなどということであれば、それはそれで解決策を日本が用意しているため、そういったことで士業に声をかけてみるほうがよいと思います。