ファクタリングの審査でNGが出るケース

個人の給料をファクタリングでは前借りすることはできません。

当サイト内でも何度も話題にしてきましたが、個人が利用できるファクタリングは基本的には存在しません。基本的にはというのは、数年前まではこのサービスを取り扱っている会社もありましたが、貸金業に該当する可能性が非常に高く、そして多くの訴訟に発展しており、個人向けのファクタリングサービスを取り扱っていた会社は撤退していきました。

中にはいまだに行っている会社もあるかとは思うのですが、先日したように貸金業に該当する可能性が高く、表立ってサービス提供を行なっていないことだと推測されます。

参照 給与ファクタリングを取り扱う会社は少ない 個人向け給料ファクタリングがおススメできない理由

 

なぜ再びこのような話題を上げたのかというと、「給料 前借り ファクタリング」などと調べると、いまだに多くのサイトで給料ファクタリングについてのコンテンツが見受けられるためです。給料ファクタリングの仕組みの解説だけならまだしも、メリットを説明していたり、利用を促進するような内容が書かれていることに疑問を感じます。

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ファクタリングを給料の前借りで利用できない

冒頭でもお話ししたように、ファクタリングを給料の前借りとして利用することはできません。

そもそもファクタリングは個人向けのサービスではないためです。ファクタリングはBtoBのサービスであり、つまりは事業者しか利用できないサービスなのです。事業者というのは法人の代表、いわゆる社長のことであり、もしくは個人事業主の代表のことを指します。

 

ファクタリングで前借りはできない事業者

いいか、ファクタリングは会社や個人事業の代表しか利用できない。一般サラリーマンやパートの人間では利用できないのだ。

 

そしてファクタリングにおいて「借りる」という行為は存在しません。形としてそのように見えてしまっている点もあるかと思いますが、現実には売掛債権を売却して資金調達をするといったものです。つまり売掛債権がなければ利用することができません。

会社の代表でもない人が売掛債権を持つこと自体ありません。よって一般の人がファクタリングを利用することはできないのです。

 

ファクタリングはお金の貸し借りではないファクタリング会社

ファクタリング会社がお金を貸すということはあり得ません。たとえお金を貸したとして大きな利益を得られたとしても、それでも貸すことはしません。

 

給料債権を売却できるのでは?

売掛債権はなくても給料債権はあると考える人がいます。それこそ給料ファクタリングをサービスとして行っている業者の考え方なのですが、これは社会的に見てNGの行為とされています。これは金融庁でもそのような見解を示しています

そもそも先ほどもお話ししたように、ファクタリング自体が事業者向けのサービスです。そこに該当していない限り一般人がファクタリングを利用することはできないと考えて良いでしょう。もし利用することができるといった内容の話を聞いたとしたら、偽りの情報である可能性が高いです。

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給料を前借りしても良いことはない

給料を、働いている会社やバイト先から前借りすることは別に否定はしません。

ところが外部のサービスを利用して前借り(前借りのような形態のサービスを利用すること)することはおススメしません。なぜなら手数料が引かれてしまうためです。もちろんツケ払い、後払いファクタリングというサービスを利用することもおススメしません。

たとえば一般的なファクタリング会社の手数料は10%〜30%です。もしも給料ファクタリングのサービスを取り扱っている会社が同じような手数料体系だった場合を考えてみたいと思います。

負のスパイラルに陥ってしまう可能性がある

「前借り」という行為は、気を付けなければ負のスパイラルにはまってしまう可能性があります。

毎月20万円の給料をもらっていたとします。お金が必要となり給料ファクタリングを利用したとします。その際に手数料は20%取られるとします。

すると、手数料の4万円を引かれた16万円を手にすることになります。

その人は16万円で1ヶ月生活することになります。20万円で足りなかった人が16万円で生活するのですから、生活レベルを落とすことになります。

人はなかなか生活レベルを落とすのは難しいとされています。つまり恐らくですが、16万円では生活が難しく、再び給料ファクタリングを利用することになってしまう可能性が高くなります。

これは借金の負のスパイラルと同じ状態に陥ってしまいます。

消費者金融で借りた方がよほど良い

ファクタリングの手数料はかなり高いです。一般的な借金の場合、利息は年率となります。

ところがファクタリングの場合、ファクタリング会社からお金を手にしてからファクタリング会社にお金を戻すまでに1ヶ月〜2ヶ月と非常にスパンが短くなります。ファクタリングは貸金業ではありませんが、年率に直すと、一般的な借金の利息を大きく上回ってしまうのです。

一般的なファクタリングであれば事業者が利用します。事業者であれば銀行融資や補助金・助成金といった利息の低い借金を将来的に受けるためのつなぎとして、ファクタリングを活用するのはよくある方法です。

ところが事業者ではない一般的な個人の場合、事業者を対象とした融資を利用することができません。事業者に比べお金が借りにくいのです。

よって生活費のためなどでお金を必要とした場合、そしてその際にファクタリングを利用するということは間違った行動であると言えるのです。

ただし「お金が必要なのだが、消費者金融などは利用することができない」という人も中に入ることでしょう。それでもファクタリングの利用は避けた方が良いと思います。もっと違った方法でお金を調達することを考えるか、日々の生活をしっかりと見直していく必要があることでしょう。

それでも生活費に困るようであれば、行政に頼るといった方法があります。

参照 ファクタリングの手数料を下げる2つのコツ

 

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給料の前借りは最悪でも職場で

以上のように、給料の前借りを行うのであれば直接職場からもらうようにした方が良いでしょう。

もちろん職場の人間に給料日前にお金を求めるのは気がひけるという気持ちもあることでしょう。そして外部のサービスを利用すれば、職場にお願いするよりも気が楽になる気持ちもわかります。