ビジネスローンとファクタリングを比較
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「売上金」と「売掛金」は非常に似ています。しかし意味合いが少し異なります。

たとえば8月に行った仕事で8月中にお金をもらった場合、これは「売上金」となります。

一方、8月に行った仕事の代金を9月や10月にもらう予定の場合、これは「売掛金」となります。

つまり仕事を行った当月に売り上げを受け取ったならばそれは「売上金」であり、仕事を行った翌月以降に売り上げを受け取る予定であれば「売掛金」となるのです。

この辺りの話はとても複雑になってしまうため、あくまでもイメージしやすい内容で説明したいと思います。

「売上金」と「売掛金」の違いは代金を受け取るタイミング

売上金と売掛金の違いは、「代金を受け取るタイミング」です。

簡単に説明しますと、以下のような内容となります。

例えば飲食店の場合、お客様から注文があり注文の商品を提供し代金を受け取ります。その場で、商品代金を受け取っているため、これは「売上」となります。つまり「売上金を受け取った」ということになります。

ところが会社間の取引の場合、商品を取引先に提供した後にすぐに代金を受け取るケースは少ないです。多くの場合、翌月、もしくは翌々月となります。掛け取引と呼ばれるものです。この「まだ受け取っていない代金のことを売掛金」と言います。

 

「売上金」と「売掛金」の違い事業者

売り上げが経ってそのお金をその月の中で受け取れれば「売り上げ」であり、翌月以降に受け取ることになるなら「売掛金」という認識でよいと思う。

売上と売掛の違いを分かりやすく説明

売上と売掛の違いを表にして説明したいと思います。

売上帳簿
日付 取引先名 商品名 金額 小計
8月2日 取引先A(回収済み) 金額 小計
商品A 30,000
サービスA 10,000 40,000 売上
8月7日 取引先B(未回収)
商品B 40,000
商品C 35,000 75,000 売掛金
8月11日 取引先A(回収済み)
商品D 20,000
サービスB 15,000 35,000 売上

8月2日に取引先Aに商品AとサービスAを提供しました。合計40,000円をその場で受け取りました。売上金を受け取れたわけです。

8月7日に取引先Bに、商品Bと商品Cを提供しました。売上としては75,000円ですが、取引先Bとは掛け取引を行っているため、売上金の入金日は翌月となる予定です。売上は立っていますが売上金は受け取っていない状態となります。今月中に受け取るわけではなく、将来的に受け取る金額となるため売掛金となります。

イメージとしてはこのような感じです。

いずれにせよ、何か商品やサービスを相手に提供した時点で売上が出たということになります。提供したときにお金をもらえるのか、それともしばらくしてお金をもらえるのかによって変わってくるのです。

人によって使い方が異なる

当サイトでは「売上金」と「売掛金」の違いを以上のように考えでいるのですが、人によっては捉え方が異なります。

そのため、このページに記載されている内容はあくまでも参考程度にとどめるようにお願いします。これから先ももっとわかりやすく、そしてはっきりと区別が付けられるように調べていきたいと思います。